事務作業の能率を上げる方法(思考・行動面)

業務効率

 以前の記事で、標題の「環境面」について書きましたが、今回は「思考・行動面」について書きたいと思います。

 結論から言えば、「すぐやる」ということです特に、「5分以内で終わることはそのときにする」ということです

 教育現場に限った話ではないと思いますが、仕事には規模感というものがあります。時間や費用、人手などが必要な大きな仕事、自分一人で短時間で片付く仕事など、いろいろなサイズの仕事があるのではないでしょうか。

 「大きな仕事」に関しては、自分一人ではできず、それなりの時間を要し、組織で動く必要があるため、慎重かつ丁寧に進める必要があると思います。このような仕事は、組織内部だけでなく、外部に働きかけるものが多いのではないでしょうか。学校で言えば、体育的行事や文化的行事、卒業式などがそれにあたると思います。

 ただ、このような「大きな仕事」というのは頻繁にある訳ではなく、基本的に年間に一度きりです(もちろん、これらの学校行事等が多い場合は常に慌ただしいですが💦)。

 一方、我々は毎日多くの「小さな仕事」をこなしていると思います。その日予定していた仕事もあれば、急に誰かに依頼される仕事もあるかと思います。これらの「小さな仕事」、つまり冒頭に書いた「5分以内に終わる仕事」をいつやるかで、仕事の処理状況は格段に違ってくると思います。

 このような「小さな仕事」は基本的に、「やらなきゃいけないけど、面倒だな…」と思う仕事ではないしょうか。それを後回しにしてしまうと、「小さな仕事」はどんどん増えていきます。気づいたときには、「あれもこれもしなきゃならない」という状態になっています。そうなると、ますます仕事をするのが面倒な気持ちになります。

 それを防ぐために、「そのときにする」のです。少し前に林修氏の「いつやるか? 今でしょ!」がブームになり、ある意味ギャグのように使われましたが、この「今でしょ!」ができる人が少ないと僕は思います

 本ブログを書くにあたり、僕はいろいろな本を読んでいますが、『ブログで5億円稼いだ方法』(ダイヤモンド社,2022年)という本の中に「(ブログで)稼ぐための裏技があるわけではなく、下積みと失敗を繰り返したことでわかった「効率的なルート」を発信しているだけで、実際そのルートが分っても99%の人は行動しないことも知っています」とあります。

 とても断言的に書かれていますが、確かに、我々は日々様々な本を読んだり、誰かの話を聞いたりする中で、「なるほど、明日から実践してみよう」と思いはするものの、実際に行動に移すことはごく稀です。なぜなら、人間の日々の行動は習慣化されており、その習慣を変えるのは面倒だからです。この「面倒さ」と戦い、自分の日々の考え方や行動を変えると、仕事の処理速度も上がり、生活も変わっていくと思いますので、「面倒さ」と戦うことにチャレンジしてみてください。

 そして、結果的には「小さな仕事」をその都度こなしていると、机上が自然と片付いていき、物も減っていきます。多くの著名人が述べていますが、人間、考え方を変えると、行動が変わっていくのです。

 「習慣を変える」ことは簡単なことのようで難しいことですが、業務時間短縮のため、ぜひチャレンジしてみてください。

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